合宿免許の注意点

2019.1.15 合宿免許
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合宿免許予約ガイド

短期間、低価格で自動車免許が取得できるとして人気を集めている合宿免許。

出会いが期待できたり、旅行気分で外出を楽しんだりすることもできることから、10~20代の男女の参加者が多い傾向にあります。

しかし、そんな楽しそうな雰囲気のある合宿免許ですが、場合によってはトラブルが発生したり、イメージと異なる生活に戸惑ってしまうことが少なくありません。そこで、今回は合宿免許の注意点についてご紹介します。

合宿免許にはさまざまな注意点がある

合宿免許にはさまざまな注意点がある
あまり知られていませんが、合宿免許における注意点は意外にも多いものです。そういった注意点を把握していないまま合宿に参加してしまうと、後悔することになったり、苦痛な生活を送ることになってしまう可能性があります。

そのため、合宿免許が初めての方はきちんと注意点を把握しておかなければなりません。

合宿免許を予約する際の注意点

合宿免許を予約する際の注意点
合宿免許に関する注意点は様々なものが挙げられますが、まずは「予約」に関する注意点いついて解説します。

事前に男女比率を確認しておく

合宿免許を予約する際の注意点の一つに男女比率の確認があります。

いざ合宿に参加してみたら異性がほとんどで緊張してしまった…というケースが少なくありません。特に女性の場合、周囲が男性ばかりであると不安を感じたり、親しくなるのが難しかったりして、合宿中は常に緊張しているような状況に陥ってしまうかもしれません。

こうした状況を回避するためにも、事前に予約を検討している教習に問い合わせて男女比率を確認しておきましょう。しかし、教習所によっては教えてもらえないこともあるため、その場合は「前回の男女比率」「例年の男女比率」などを教えてもらいましょう。

また、近年は「男性限定プラン」「女性限定プラン」というように、性別で限定されたプランを提供している教習所があります。
同性の多い環境で講習を受けたい…という方はぜひ、こうしたプランを提供する教習所を探してみてはいかがでしょうか。

料金面を重視して部屋タイプを決定しない

合宿免許のメリットである「安価な料金」。中には出来る限り安く済ませたい、ということから料金面を重視して部屋タイプやコースを決めてしまう方がいます。

しかし、こうした判断基準で絵やタイプを決定してしまうと後悔することがあるため要注意。基本的に最安の部屋タイプといえるのは相部屋ですが、知らない人と同じ空間で過ごすのはストレスに感じることがあります。

とくに、人見知りや1人行動が好きな方、他人の目を気にする方などは、相部屋が向いていません。そのため、講習で疲れて部屋に戻ったら親しくない人がいる、という状況でも苦にならない方のみ相部屋は適しているといえます。

料金の安さを重視せず、自分の性格やどのように過ごしたいかを重要視したうえで部屋タイプを決定しましょう。

設備をチェックする

合宿施設や教習所によって設備は大きくことなるものです。例えば「Wi-Fi環境」「温泉完備」「漫画の有無」「トイレ環境」など、これらは合宿の快適さを大きく左右するポイントであるため、ぜひチェックしておきましょう。

例えば、Wi-Fiが完備されていれば空き時間に動画や音楽を気軽に楽しむことができますし、温泉が完備されていれば毎日講習の疲れを癒すことができます。さらに、漫画やスポーツスペースなどのような娯楽があれば、合宿に退屈することなく、楽しみながら免許取得を目指すことができるでしょう。
実際、設備が不十分な合宿施設であったことが原因で「退屈だった」「空き時間でやることがなくてスマホでゲームしているしかなかった」という体験者が多いものです。

充実した合宿にするためにも、ホームページなどを活用して宿泊施設や教習所の設備の情報収集をしてください。

期間に余裕を持って予約を入れる

合宿免許の予約は必ずとれるとは限りません。場合によっては定員オーバーでキャンセル待ちになってしまいます。
そのため、まとまった休日がとれる場合は早めに予約を入れておくことが大切です。特に、長期休暇の時期は予約が殺到するため、数か月以上前から予約を入れる必要があります。

スケジュールが明確になった段階で予約を入れておくと、キャンセル待ちになってしまうリスクを防げるでしょう。

キャンセル料の発生期間の確認

「合宿免許の予約を入れたものの、予定が入ってしまった」ということは誰にでも考えられることです。このとき、合宿の何日前までにキャンセルすれば「キャンセル料」が発生しないのか事前に確認しておきましょう。

予約した教習所によって期間は異なりますが、3週間~1か月前までの連絡であればキャンセル料が発生しないことが多いようです。

また、仮に上記の期間が過ぎてしまっても100%のキャンセル料を支払うのではなく、入校日が近づくにつれてキャンセル料が高額になることがほとんど。そのため、万が一期間が過ぎてしまっても早めに連絡を入れておけば、キャンセル料を安価に済ませることができます。

予約する前に、万が一に備えて「キャンセル料の発生期間」「キャンセル料の金額」を確認しておきましょう。そして、今後の予定に不安がある方は、キャンセル料が安い教習所やキャンセル料の発生期間が短い教習所を選ぶことをおすすめします。

万が一のトラブル時に返金してもらえるかを確認

稀に教習所とトラブルになり、途中で合宿免許をやめてしまうケースがあります。このとき、トラブルの原因が教習所側にあった場合、支払った料金を返金してほしいというのが正直なところです。

しかし、契約内容を確認してみると「いかなる理由があっても返金しない」「教習所側が認めた場合にしか返金しない」といった内容が記載されていることがあります。この場合は、仮に教習所側の問題で合宿を中断することになっても返金してもらうことは難しいことが考えられます。

そのため、契約する前にきちんと最後まで契約内容に目を通し、万が一のトラブルに関する対応や返金制度について確認しておきましょう。
万が一そういった内容が契約書に記載されていなかった場合は、事前に確認するか、無難に別の教習所を選択すると安心です。

合宿免許における荷物の注意点

合宿免許における荷物の注意点
合宿免許において、旅行気分で参加する方が多いものです。しかし、旅行気分で持ち物を準備すると「あれを持ってくればよかった」「これはやめておけばよかった」と後悔してしまうことが少なくありません。

ここからは、合宿免許で持っていくべき荷物についてご紹介します。

「入校に必須の持ち物」は絶対に忘れない

入校の際に必須の持ち物を事前に提示されます。万が一、当日にこれらの持ち物を忘れてしまった場合は入校できないため十分注意しましょう。
入稿に必須な持ち物としては以下が挙げられます。

・住民票
・本人確認書類
・印鑑

この3点は必須であるため絶対に忘れてはいけません。

また、教習所によっては上記の他にも「運転免許証(すでに所有している場合)」「健康保険証」などを持参するよう指示されることもあります。

担当者の説明をよく聞き、念入りに忘れ物がないかチェックしてください。

スマホの充電器を持っていく

意外と忘れがちなのが「スマホの充電器」です。

現代においてスマホは必須のアイテムといっても過言ではありません。しかし、万が一充電器を忘れてしまうと、周辺のコンビニに買いに行かなければならず面倒です。そのうえ、周辺が山や森といった自然しかない場合はコンビニまでが遠いということもあります。

スマホの充電が無くなると、不便になるだけでなく空き時間を退屈に過ごしてしまう可能性が高いため、スマホの充電器はきちんと準備しておきましょう。
また、万が一充電器が壊れてしまった場合に備えて、2つ以上用意しておくと安心です。

着替えは動きやすい服装がおすすめ

「同世代が集まるならオシャレをしたい!」という気持ちは分かります。しかし、合宿中は講習の毎日であり、乗車も行います。
そのため、持っていく着替えは動きやすい服装をチョイスしましょう。特に、女性の場合、ミニスカートを着用して技能講習を受けると、動きにくさから集中できなくなってしまうかもしれません。

どうしてもオシャレをしたい方は、ラフなパンツスタイルがおすすめです。生地が柔らかめであると、車の乗り降りがラクになるため、男女ともに着替えを持っていく際には、慎重に服装を決めましょう。

冬時期は「マスク」を持っていくと安心

冬時期は風邪やインフルエンザなどが流行する時期。合宿中は相部屋、乗車、講習などいろいろな人と近づくことが多いため、思わぬタイミングで体調を崩してしまうリスクがあります。

そのため、冬時期の合宿には「マスク」を多めに持っていくことがおすすめです。万が一合宿中に体調不良を引き起こし、講習の欠席が増えてしまうと合宿が延長になってしまいます。延長分の追加料金も発生してしまいますし、せっかく覚えた講習内容を忘れてしまうこともあるため、体調不良は出来る限り回避できるよう予防することが肝心です。

複数人で合宿に参加する際の注意点

合宿免許は一人で参加する方だけでなく、仲の良い友人と参加したり、カップルで参加するケースもあります。

親しい人との合宿免許は良い思い出にもなり、楽しめることは間違いありません。しかし、そのように複数人で合宿に参加するにあたり、いくつか注意点があります。

現在、友人や恋人と一緒に合宿に参加することを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

必ずしも講習スケジュールが合うとは限らない

「一緒に講習を受けたい」と考えていても、場合によっては講習スケジュールが合わないことがあります。
例えば、AT限定とMT免許では必要な講習が異なるため、別々に過ごすことになってしまいます。乗車のスケジュールが異なり、ほぼ1日離れて講習を受けるということも考えられます。

教習所の方針や進め方、取得免許の種類によっては講習スケージュールが合わない可能性がある、ということを頭に入れておきましょう。

空き時間での日中の外出は難しい

「空き時間に周辺を観光しよう」「昼間に近くの温泉を楽しみたい」など、日中の空き時間を利用して外出を検討している方は意外にも多いです。

合宿期間中、日中はずっと講習ということではありませんが、まとまった空き時間は1~2時間程度しかとれないことがほとんど。次の講習に遅れないよう教習所に戻ってこなければならないため、日中はゆっくりと外出を楽しんでいる時間がほとんどありません。

せっかくの合宿で旅行気分を味わいたいのであれば、夕方以降の自由時間で外出するか、アウトドアイベントを設けている教習所の合宿に参加しましょう。

男女で同室が認められないことがある

カップルでの合宿免許を検討している方が最も注意しなければならないのが「男女の同室が認められないことがある」という点です。

教習所や宿泊施設のルールとして「ツインルームは同性のみ」と定められていることがあります。また、そもそも利用する宿泊施設が「女性限定」「男性限定」で分けられていることもあり、カップルで過ごせないケースがあります。

「夜は二人の時間を大切にしたい」と考えているカップルにとっては、予想外の状況にがっかりしてしまうかもしれません。

予約時に確認しておき、男女で同室利用ができる合宿先を探すことが大切です。

同行者もしくは自分が延長になるリスク

友人や恋人と一緒に合宿に参加するうえで一応把握しておきたいのが「同行者もしくは自分の延長リスク」です。

合宿免許は通学同様に試験が設けられています。試験に合格しなければ修了が認められず、場合によっては合宿が延長してしまう可能性があります。

仮にどちらかが延長になってしまった場合、それぞれ一人で帰宅準備をしたり、再試験の勉強をしたりと、気まずい時間を過ごすことになるでしょう。

これらを踏まえたうえで、複数人での合宿を検討しなければなりません。

おわりに

合宿免許は注意点を把握したうえで参加すれば、旅行気分で楽しめるものです。今回の記事では、そんな「合宿免許の注意点」についてご紹介しました。

予約時の注意点、荷物の注意点、複数人参加における注意点など、自分の状況と照らし合わせながらそれぞれを確認し、充実した合宿生活を送ってみませんか?

合宿免許予約ガイド

トラブルなく良い思い出作りが出来るよう、さっそく注意点を踏まえて合宿免許の計画を立ててみてください。

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合宿免許お役立ち情報編集部

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