ミニバンと呼ばれる車の種類や特徴などについて解説します
2021.9.17 交通ルール・運転合宿免許や教習所に通っている方で将来は車を買いたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
CMなどいろんなところで「ミニバン」という言葉を聞きます。
ミニバンがどういった車なのかを理解していなければ使いこなせません。
子育て世代、夫婦のみ、初めての車などで車を選ぶ基準が変わってくるでしょう。
そこでこちらの記事では、「ミニバン」の種類や特徴などについてメリット・デメリットもあわせてご紹介していきます。
そもそもミニバンとは?
日本では一般的に車高が高く、3列シートのクルマを「ミニバン」と呼ばれます。
以前は3人掛けシート×2列のミニバンもありましたが現在はなくなってしまい、新たに4列シートのものが登場しました。
もともとの語源と車種の誕生はアメリカで、フルサイズのバンより小さい車という意味で「ミニバン」という言葉が生まれました。
ただし、3列シートでも最低地上高が高いSUVの車は、3列シートSUVに入るのでミニバンとは呼びません。
ミニバンのメインは、後部座席のドアがスライドドアでワンボックスの形状ですが、中には全高を少し低めに作られていて後部座席ドアがスイングドアのものもあります。
日本で初めてミニバンが登場したのは1975年のことでそこからブームとなったのは、1990年初頭から2000年頃にかけての時期です。
消費者のニーズにあわせて国内の大手メーカーが多数のモデルを製造し、「ミニバン」というカテゴリーを確立しさらに定着化させました。
ミニバンのサイズについて
合宿免許や教習所を卒業して車をもちたいとお考えの方や、結婚や出産などのライフスタイルに合わせて車を選びたいという方などがいらっしゃるでしょう。
そんな方々に向けて、ミニバンのサイズ展開についてご紹介します。
SSクラス
ミニバンの中で最小のサイズです。
コンパクトカーに並ぶ大きさのボディです。
そのため、小回りの良さが大きな特徴になります。
ボディの小ささがそのまま最小回転半径のサイズへと反映されております。
回転しやすくて運転が簡単であるため合宿免許や教習所を卒業したばかりの方でも、安心感を得ることができるでしょう。
SSサイズは近距離の移動など普段使いにも最適で、特に女性に人気のあるサイズになっております。
Sクラス
「Sクラス」は全高が低く、乗用車に近い感覚で使えるタイプとなっています。
全高が低いと言いますが、他のタイプの乗用車と比較するとトランクの広さは十分確保されております。
旅行の際の荷物などをたくさん乗せたいという希望にも対応することができる仕様です。
運転面においてはカーブでも車体が安定して、アクセルワークとハンドル操作の容易さから思いどおりに運転できるという乗り心地と言えます。
Mクラスでは大きいと感じる方や、家族などの乗車予定人数が4~5名までの方、乗用車のようでありながら車内空間の広さを求める方におすすめできます。
また、後部座席のドアは「スライド式」と「ヒンジタイプ」の2種類から選部ことができます。
そのため、子育て世代のファミリー層に人気が高い傾向にあります。
Mクラス
Sクラスに比べると、車内空間にゆとりが出てきます。
しかし、車体はそれほど大きくないので運転のしやすさは安定されております。
機能面と性能面において両立しているタイプだといえます。
日常的に使いやすいサイズ感となっております。
Lクラス・LLクラスと比べると価格帯がリーズナブルな傾向にあります。
そのため、ミニバンの中で最も人気が高いといえるでしょう。
乗り降りがしやすいので、小さなお子様やお年寄りの方がいるご家庭におすすめのサイズです。
Lサイズ
「Lクラス」は、車内空間の広さとより一層のハンドル操作のしやすさが特徴となっております。
トランクなどには十分な広さがあります。
Lクラスはステーションワゴンでは少し狭いと感じられる方におすすめです。
全高を下げているので走行を楽しめて、振動が少ない静寂性も嬉しいポイントです。
LLサイズ
サイズが1番大きな「LLクラス」は、車内空間が広いためミニバンに車内空間の広さを求められる場合には、最も魅力的だと感じられるでしょう。
運転面としては、加速や高速走行の安定性などが非常に評価されています。
タイヤの振動が緩和されていて乗り心地が良いでしょう。
ミニバンのメリット
ワンボックス型のミニバンはスペースが広いことです。
縦に広いのが特徴なので、背の高い荷物も楽に入れることができます。
折り畳めるシートがあればさらに広いスペースを確保することが可能です。
人数と荷物の量でシートなどを調整できることは大きなメリットと言えるでしょう。
ファミリー層などにあわせて乗車人数が多いので、調整しやすいのもメリットと言えるでしょう。
多くの車種があることも好みで選べて嬉しい一面です。
座席の位置がたかいため、運転中に遠方が見やすく、安全性に優れていると言われております。
ミニバンのデメリット
メリットに加えてデメリットを見ていきましょう。
代表的なデメリットは車体が大きいことから、燃費性能が低くなる傾向があることです。
車体が大きいことに共通して、狭い路地などが走りにくいことだと言えます。
合宿免許や教習所を卒業したばかりの方や、運転技術に自信のない方がいきなり運転する場合、ハードルが少し高い車種となるでしょう。
燃費の低さや公道などでの走行のしやすさを求めるという場合は、コンパクトカーのほうが乗りやすいと感じられる方が多い可能性が高くなります。
また車高が高いことから、乗り降りがしにくいと感じられる方もいらっしゃいます。
特に小さなお子さまやお年寄りがいるご家庭では、デメリットと感じられるでしょう。
また、小さな自動車などと比較すると燃費性能の低さや小回りの悪さが気になるでしょう。
そのため、近距離の移動で利用するのがメインになるという方であれば、SSクラス以上のミニバンでは乗りにくさや、使いにくさを感じられる場合があります。
そういった方にとってはデメリットとなるでしょう。
ミニバンの燃費について
ミニバンの燃費について見ていきましょう。
SSクラス~Sクラスでは、燃費が良い車種に関しては、27.2km/L~28.2km/Lといった数値も出る車種もあります。
エンジン性能の高さに加えて、ボディの大きさがコンパクトカー並みであることや、立ち振る舞いの良さなどが大きく影響しているでしょう。
次にミニバンの中で最も人気のあるMクラスに関してですが、ガソリン車でWLTCモード13km/Lからです。
Lクラスに関しては、12km/L台、LLクラスに関しては10km/L台からとなっております。
ミニバンの中でも高燃費だといえる車種に共通しているのは、いずれも軽量で安定した走りを現実化しております。
しかし、近年の車ではスイッチを押すだけで、低燃費走行のモードに切り替わる車種もあります。
おわりに
今回は、「ミニバン」の種類とその特徴についてご紹介いたしました。
ミニバンと呼ばれる車種はたくさんあります。
サイズ展開も豊富なので、用途などにあわせて選ぶことができます。
合宿免許や教習所を卒業したばかりの初心者の方にも運転しやすいものもあります。
ミニバンは種類によっては、小さなお子さまやお年寄りのいるご家庭にもおすすめです。
何人で乗車するのか、荷物をどのくらい乗せるのか、近距離の普段使いなどライフスタイルにあわせてサイズなどを決めると良いでしょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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