事故やあおりを防ぐためにも知っておきたい暗黙の交通ルール

2021.4.20 交通ルール・運転
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合宿免許予約ガイド

事故やあおり運転を防ぐ

合宿免許や教習所を卒業したばかりの方や現在通っているという方もいらっしゃるでしょう。

そんな時に公道での暗黙のルールやマナーについて知らないと危険なこともあります。

合宿免許などの教習所ではしっかりと教えてくれないこともあるかもしれません。

知らなかったことで、あおられる原因になる場合や自分が危険運転をしていると思われることもあるかもしれません。

こちらの記事では、そんな方に向けて事故やあおり運転を防ぐためにも知っておきたい暗黙の交通ルールについてご紹介いたします。

 

車線変更の際に気をつけたい交通ルールについて

車線が複数ある高速道路などで、車線変更をすることは多いことかと思われます。

高速道路ではスピードを一般道よりも上がりますので危険運転となることは避けたいものです。

基本的に車線変更をするときはブレーキを踏みながらの車線変更は避けましょう。

変更したい方の車線を走る自動車がどのくらいのスピードで走っているかというような動きを見ながらタイミングを見計らって、滑り込むようにして車線に入れるとスムーズです。

しかし、ここからが車線変更で気をつけたい暗黙のマナーです。

車線変更するときにその時の車線で加速して、変更する車線に入るときにブレーキを踏んで減速した状態で入りこむ自動車も少なくありません。

このブレーキを踏みながらの車線変更が良くないのです。

目の前にブレーキランプをつけた自動車が入り込んでくるという状況になります。

追突する恐れがあり、とても危険です。

車線変更は加速しながらの変更が望ましいでしょう。

ブレーキを踏みながら車線変更をしていると、そんなつもりはなくても「危険運転」や「あおり運転」と捉えられてしまう可能性もあるので注意が必要でしょう。

難しい場合は、前後を走っている自動車の間隔に余裕がある時に車線変更しましょう。

緊急車両が来た場合は例外ですのでブレーキを踏みながら車線変更をすることがあります。

やむを得ない場合は後続車との車間距離を考慮して加速しながら車線変更を行いましょう。

また、どうしてもこのタイミングで車線変更しなければならないというパターンもあるでしょう。

その時は車線変更後に加速して後続車の流れを停めないようスムーズな運転を心がけましょう。

車線変更のコツとして、3秒かけてゆっくり行うと言われております。

ゆっくり1秒・2秒・3秒と数えながら余裕をもってタイミング良く変更することが大切です。

 

合流車線から合流する際は手前で入り込まないこと

続いては、高速道路や一般道での合流する時についてです。

合流車線から合流する時は手前から入らずに合流車線の先端部分から交互に譲り合って合流するのが暗黙のルールと言えます。

急いでいるときや気持ちがはやるのか手前で合流する自動車も良く見られます。

渋滞時に多い傾向にありますがこれは余計に渋滞させてしまう原因にもなります。

どういうことかと言いますと、合流車線の終わりはまだ先なのに手前で合流するとそこに無駄なスペースができます。

そうすると後続車の列が伸びてしまい渋滞につながるという仕組みです。

そのため、合流の際はできるだけ合流車線の終わりまで進んで、混み合っている場合は1台ずつ本車線に入っていきましょう。

これは洋服のファスナーに似ていることかあら「ファスナー合流」と呼ばれています。

混み合っている道路での合流の際はこういった点に注意しながら走行しましょう。

 

高速道路の路肩に停車する時はどうするのかについて

高速道路でトラブルが起こった際、路肩に停車させる場合についてご説明します。

仕方なく高速道路の路肩に停車する時は守るべきルールがあります。

まずは、ハザードランプを点滅させて出来るだけ路肩に寄せて停車させます。

その次にギアをパーキングにしてサイドブレーキをかけます。

完全に自動車を停車させたら三角表示板を後続車が見えるように50km以上後ろに置きます。

発煙筒などでトラブルがあったことを知らせて、二次災害になることを防ぐようにする必要があります。

そしてここでポイントなのが、停車させた自動車のハンドルをめいっぱい左に切った状態にしておくことです。

なぜならブレーキが甘くて自動車が動いてしまった時や後ろからくる後続車に追突されてしまった場合にも本線に飛び出すことを防ぐためです。

そうしてからロードサービスなどを待ちましょう。

待ち時間を車の中で過ごすことも危険なのでガードレールの外側など出来るだけ安全な場所で待ちましょう。

この停車の方法は一般道でも同様です。

ギアをパーキングに入れて、サイドブレーキもかけた上でさらなる安全のために故障車などを停車させる場合はハンドルを左に切った状態にしておきましょう。

 

隣の車と並走する時の注意点

事故を防ぐ

これは高速道路でも一般道でも言えることですが、隣を走行している車と前後に車間距離がない状態で並走するのは避けましょう。

このような状況で並走していたら突然の事態が起きた時に逃げられません。

対向車がはみ出してきたときによけたいけれど隣に他の車が走っていたらよけられません。

後続車のためにも隣の車線の自動車とはずれて走行するようにしましょう。

 

追い越し車線で譲られたように前車が車線変更した場合

これは高速道路を走っている際に起こりうるパターンですが、自分が追い越し車線を走っていて前を走る自動車が道を譲るように車線変更をしたらその車をすっと追い越します。

そして車間距離を十分にとって走行車線に戻るようにしましょう。

こういった場面に遭遇したからと言って車間距離が十分でないのでスピードを上げる必要はありません。

制限速度を守るということが大前提です。

 

後続車に追いつかれてから加速するのはNG

こちらも高速道路でのことだと言えます。

最低速度に近い速度でゆっくりと走っていた自動車が後続車に追い越しをされそうになったときに加速して追い越しを邪魔するという行為も違反となります。

道路交通法の第二十七条に定められております。

追い越されようとする自動車は追いついた自動車が追い越しを終えるまで速度を増してはならないと定められています。

この行為は違反店1点、罰金普通車の場合で6,000円となっておりますので注意しましょう。

 

おわりに

今回は、事故やあおり運転を防ぐためにも知っておきたい免許を取ったばかりの方に向けて暗黙の交通ルールについてお伝えしました。

このような暗黙のルールやマナーが実践されるのは、主に高速道路での行動が多いことが分かります。

教習所では詳しく習わない部分も多かったかと思います。

法的に定められているわけではないため、教習所でしっかりと教わることがないのです。

今回紹介した内容は、高速道路でも一般道でも同じことが言えるパターンが多いです。

危険な車線変更などをしていては運転が上手とは言えません。

危険運転やあおり運転をしていると疑われてしまう可能性があります。

合流する際に混雑している場合は手前で入らずに、合流車線の終わりまで行って交互に入っていくようにしましょう。

高速道路や一般道でトラブルが起きて路肩に故障車などを停車させる場合は、ギアをパーキングに入れて、サイドブレーキもかけて二次災害を防ぐためにもハンドルを左に切った状態にしておきましょう。

本記事でご紹介した暗黙の交通ルールを参考にして、安全な運転を心がけましょう。

 

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合宿免許お役立ち情報編集部

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