路面電車がある道路の交通ルールについてご紹介

2021.6.18 交通ルール・運転
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路面電車

日本には路面電車が通る地域があります。

路面電車は限られた地域でしか見ることができません。

普段の生活で通らないという方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、転勤や旅行などのタイミングで路面電車がある道路を通行する場面があります。

その際の交通ルールを知らないと戸惑ってしまったり、危険になったりしてしまいます。

合宿免許や教習所に通っている方は習っているはずです。

しかし、卒業して何年も経つと忘れてしまいます。

旅行などの際に路面電車に遭遇した時に正しい交通ルールで走行できると良いでしょう。

そこでこちらの記事では、路面電車がある道路の交通ルールについてさまざまなことをご紹介していきます。

 

軌道敷とは?

そもそも「軌道敷」とは何でしょうか。

軌道敷とは道路上に路面電車が通るために、設けられた部分のことを指します。

主に、敷石などによって示されていてそういった敷石や線でない場合は、レールの幅と左右に0.61m加えた部分の事を指しております。

路面電車は全国的に減少してきてはいるものの、北海道(札幌市と函館市)、東京都(荒川区)、富山県(富山市と高岡市)、福井県(福井市)、愛知県(豊橋市)、大阪府(大阪市と堺市)、京都府(京都市)、滋賀県(大津市)、広島県(広島市)、岡山県(岡山市)、愛媛県(松山市)、高知県(高知市)、長崎県(長崎市)、熊本県(熊本市)、鹿児島県(鹿児島市)の17都市で走っております。

 

路面電車の軌道敷内を走る時の交通ルール

軌道敷内を自動車が通行することは原則禁止とされております。

進入して、路面電車の通行の邪魔をすると「軌道敷内違反」となります。

路面電車はレールの上を走りますので急に止まることができません。

障害物を避けられないことや、停止距離が自動車よりも長いことも禁止の理由として挙げられるでしょう。

道路交通法の第21条3項には、「軌道敷内を通行する自動車などは後方から路面電車が接近してきた際は当該路面電車の正常な運行に支障を及ぼさないよう、すみやかに軌道敷の外に出るかまたは路面電車から必要な距離を確保するようにしなければならない」と定められております。

基本的には侵入してはいませんが、右左折をするときややむを得ない場合は軌道敷に入ることが可能になります。

また、青の背景に白で線路と車の絵が描かれており、線路の上に車がある絵の標識があるときにも軌道敷に入ることができます。

このとき、自動車は入れますが原動機付自転車などは入ることができません。

他にも、工事や駐車車両によって左側が走行できない場合や、左側の部分が狭いために走行できないと行った場合にも軌道敷内を通行できます。

路面電車に追いついた際はお客さんが乗り降りし終わったり、横断したりし終わるまでは後方で停車しなければいけません。

入っても良いですが、優先は路面電車ということを忘れないようにしましょう。

 

右左折をする時について

教習所のコースで練習

続いては、軌道敷をまたいでも良いのかということについてご紹介していきます。

軌道敷に入っても良い代表的な例として右左折をするとき、転回や横断ためがあります。

軌道敷を横断する際は事故を起こさないようにしなければなりません。

まずは、ウインカーなどで合図を出して待ちます。

待っている間は軌道敷内に入ってはいけないので、注意が必要です。

自動車や路面電車の流れが切れた安全なタイミングで、余裕をもって軌道敷内に入りましょう。

右左折するときに、焦ることのないように覚えておきましょう。

 

安全地帯がある場合について

路面電車がある道路には、「安全地帯」が設けられております。

これは、路面電車を利用するお客さんが乗り降りするための場所で安全地帯と呼ばれます。

路面電車のプラットホームがある場合が多いですが、近くに交差点が近い場合などはプラットホームがありません。

そんな場合は標識が設置されております。

青の背景に白で下を向けた記号が書かれています。

標識以外でも道路標示でも記されております。

車道の中に安全地帯が孤立している場合がありますので十分に注意しましょう。

このようにプラットホームがない場合は、黄色の内側に白の線で囲まれた四角のエリアで示されております。

信号がない場合は、駆け込み乗車をするために人が飛び出してくることがあるでしょう。

そのため、安全地帯がある場合は安全地帯の交通ルールを知っておく必要があります。

自動車などの車両は安全地帯に入ってはいけません。

歩行者がいる安全地帯の近くを通る際は徐行で走行しましょう。

安全地帯の左側とその前後10m以内は、駐停車禁止となっております。

人身事故を起こす可能性がたかくなるのと、乗り降りするお客さんの邪魔になります。

安全地帯がない場合でも乗り降りするお客さんがいなくて、路面電車との間に1.5m以上の間隔が空いている場合は徐行して通ることが可能になります。

これらが頭に入っていたら、ドライブ中に路面電車に遭遇しても戸惑わずにドライブを楽しめるでしょう。

 

おわりに

今回は、路面電車がある道路の交通ルールについてさまざまなことをご紹介いたしました。

普段の生活で路面電車が身近に走っていない地域でしか、運転したことがないという方は合宿免許や教習所に通っている時に習った交通ルールを忘れてしまっている方もいらっしゃるでしょう。

現在、路面電車は全国で17都市にしかありません。

地元などで身近にないと路面電車に慣れておらず、旅行や出張などで路面電車に遭遇したときに戸惑ったり、慌てたりすることになってしまいます。

今回紹介した路面電車がある道路での交通ルールを覚えていないと事故につながる可能性があります。

「軌道敷」とは道路上に路面電車が通るために、設けられた部分のことを指しております。

路面電車が通る軌道敷内の進入は原則で禁止されております。

例外で右左折をするときや転回などやむを得ない場合は入ることができます。

また、青の背景に白で線路と車の絵が描かれており、線路の上に車がある絵の標識があるときにも軌道敷に入ることができます。

このとき、自動車は入れますが原動機付自転車などは入ることができませんので注意しましょう。

軌道敷内に入れたとしても後方から路面電車が来た場合は、すみやかに軌道敷からでるか十分な距離をとるようすることが重要です。

軌道敷を横断しないと行けないときまずは、ウインカーなどで合図を出して待ちます。

待っている間は軌道敷内に、入ってはいけないので注意しましょう。

路面電車がある道路には、「安全地帯」が設けられております。

安全地帯にプラットホームがある場合が多いですが、ないこともあります。

「歩行者がいる安全地帯の近くを通る際は徐行で走行しましょう。」

「安全地帯の左側とその前後10m以内は、駐停車禁止となっております。」

「安全地帯がない場合でも乗り降りするお客さんがいなくて、路面電車との間に1.5m以上の間隔が空いている場合は徐行して通ることが可能になります。」

これら3つの交通ルールは覚えておきましょう。

路面電車がある地域に出張が決まった方や、お出掛け先などで突然路面電車を見つけても焦らないように、今回ご紹介した交通ルールやポイントについてチェックしてみてください。

楽しい旅行先で事故を起こしてしまったりしないように、不安がある方はおさらいしておきましょう。

合宿免許や教習所に通っている方の試験勉強にも役立っていれば幸いです。

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